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「一対多」の中の「一対一」

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

集団授業は、言うまでもなく教師が子どもたちの前に立って授業をする、「一対多」の形態です。

クラスの構成メンバーでそのクラスの雰囲気は大きく変わります。新入塾の子が一人入っただけでも雰囲気が微妙に変化するものです。
一人ひとりの子どもたちが集まって形成されるクラス全体の雰囲気をしっかりととらえ、それにふさわしい指導をしなければなりません。
例えば、クラスがたるんだ雰囲気になっているときには厳しい雰囲気を、真剣な雰囲気になっているときには凛とした雰囲気を、伸びているときには明るく励ましてさらにがんばらせる雰囲気をつくっていく必要があります。

しかし集団を構成するのは個人です。子ども一人ひとりは学力状況もモチベーションも違います。
教師は「一対多」の授業の中で、それぞれの子どもとつながっている「一対一」の関係を忘れてはなりません。
子どもが20人いれば、教師とそれぞれの子どもとに20本のつながりが必要なのです。

それぞれの子どもとのつながりは、いろいろな場面でつくることができます。
塾に来た時や帰るとき、休み時間でのちょっとした雑談、授業中に机間巡視しているときのちょっとした声かけなどです。
実は「多」を相手に授業で説明ををしてるときにも、その子と目を合わせて「分かっているか?」オーラを出したり、全体に説教をするときにも、その子に「これは君に言っているんだよ」オーラを出すこともできます。
子どもは敏感です。教師のこういう思いを結構察知してくれるものです。

子どもからすると、自分の「相手」は教師一人です。「見られている」「見てくれている」という思いを子どもたち一人ひとりに持ってもらわなければなりません。
それがなくなると子どもに「見てくれていない」「他人の中に埋もれている」というような感覚を持たせてしまいます。

教師は子ども一人ひとりからすると「ひとりの先生」です。
いつも子どもたち一人ひとりと「一対一」でつながっていなければなりません。

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