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違和感の効果

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

今日は6月24日です。早いもので6月もあと1週間となりました。
来週からは学校で期末テストがあり、そのあとは夏期講習会へと突入していきます。
これからどんどん「夏本番」に向かっていきます。

しかし、3日前の6月21日が「夏至」でした。夏至は言うまでもなく1年を通して昼が最も長い日です。
夏至を過ぎたということは、これからは少しずつ昼は短くなっていく、つまりある意味もう冬に向かっているということです。

ちなみに春分は3月、秋分は9月、冬至は12月のそれぞれ下旬です。
3月は春、9月は秋、12月は冬のイメージをそれぞれ感じることができるのですが、6月の夏至だけどうも「夏のイメージ」を感じず、違和感があります。

先日他の先生とも「これからどんどん日が短くなるって、何か変な感じですよね」と話していました。みんな「違和感」があるようです。

これは理科で天体を勉強するときに子どもたちも感じるようです。
「3月が春分、6月が夏至、9月が秋分、12月が冬至です。3、6、9、12と3の倍数の月が春夏秋冬にあたるんですよ」
と教えると、子どもたちから「6月って夏って感じがしません!」と言われることがあります。
子どもたちの夏といえばもちろん「夏休み」ですので、この違和感は当然です。

しかし「違和感」は、その「気持ちの悪さ」によって頭の中により印象づくという効果があります。
多くの子は、一度教えれば夏至が6月であるということを覚えてくれます。

わたしたち教える側としては、こういう違和感をうまく強調することで定着度を上げることもひとつのやり方です。

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