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彼を知り己を知れば百戦殆うからず

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

『孫子』に、「彼を知り己を知れば百戦殆(あや)うからず」という言葉があります。
敵を理解し自分を理解すれば、何度戦っても敗れることはない、という意味です。

陽塾では期末テストの対策授業が月曜日から始まります。
対策授業に先立ち、わたしは昨日の中1と中2の授業で高校入試のしくみについて説明をしました。これまでも授業中に何度か簡単には触れてきましたが、昨日はかなりの時間を割いて説明をしました。
説明したのは奈良県の内申点の制度と計算方法、内申点と実力点のバランス、通知表の評定の決まり方、主な高校の内申点の目安などです。
そして、「素直であること」「授業を大切にすること」「家でも勉強すること」という陽塾での3つの約束を引き合いに出しながら、各自がどういう意識でどういう行動をしなければならないかということも考えてもらいました。

何となくあこがれている高校の内申点の目安が思っていたよりも高かったこと、テストの点数だけで成績が決まるわけではないこと、通知表で「5」をとることはとても難しいこと、・・・子どもたちはいろいろなことを感じてくれたようです。

子どもたちにとって、高校入試は攻略しなければならない「敵」だといえます。「敵」についての情報が少なければ、今の自分の力がどこまで通用するのかという判断をしたり、どう戦えば勝てるのかといった作戦を立てたりすることができません。

「敵」をよく知り、それと照らし合わせる形で「自分」を知り、考え、行動することで道は開けてきます。
そしてそれを導くのがわたしたち教師です。

わたしたち教師は子どもたちのいわば「軍師」です。
彼らが成長し、成功できるようにしっかりとサポートしていかなければなりません。

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