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手と脳

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

手と脳には深い関係があります。手は「第二の脳」とも呼ばれ、手先を動かすことで脳を活性化できるとされ、認知症予防としても効果があるようです。
手を使ったときは、使わないときに比べて脳の血流量がおよそ10%も上がるとのデータもあります。

ただし、手を使うといっても、日常で習慣となっている「物をつかむ」や「箸を使う」という、意識しなくてもできる動作ではあまり刺激にならず、脳の活性化にはあまり効果はありません。
脳を活性化させるのに効果的なのは、「考えながら手を動かす」ということです。鉛筆を使って絵や文字を書くことや、ピアノやギターなどの楽器を演奏すること、パソコンでキーボード入力をすることなどは効果的で、脳に多くの刺激が伝わることになります。
単語や漢字は見るだけでなく書きなさいとよく言われますが、それは理にかなっているということです。

子どもたちが自習している様子を見ていると、できる子は鉛筆が常に動いています。国語や英語の長文を読んでいるときにも、キーワードや接続詞などに印をつけて読み進めています。また、理科や数学の問題では、見逃しやすい数値や指定された単位などにチェックが入っています。
同じように長文を読んでいても、全く鉛筆が動かない子は脳があまり活動しておらず、何となくただ字面(じづら)だけを追っていたり、脳が活性化するどころか休眠状態(?)になって、ついこっくりこっくりしたりしてしまうこともあります(笑)

勉強のときは常に鉛筆を手に持ち、それを動かすことで効果的に勉強を進めてほしいと思います。

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