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努力しているのに成績が上がらない?

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

成績を上げるための努力と結果の関係として、以下4パターンを「好ましい順」に並べるとどうなるでしょうか?
(ア) 努力をして、成績が上がる。
(イ) 努力をして、成績が上がらない。
(ウ) 努力をせず、成績が上がる。
(エ) 努力をせず、成績が上がらない。

多分、多くの人が以下のような順番になるのではないでしょうか。
1位 (ウ) 努力をせず、成績が上がる。
2位 (ア) 努力をして、成績が上がる。
3位 (エ) 努力をせず、成績が上がらない。
4位 (イ) 努力をして、成績が上がらない。

つまり、最も好ましいのは「努力をしないのに、成績が上がる」です。これは楽でいいですよね!
しかし、現実としてこのようなことは可能でしょうか?一度聞いたことは忘れないような一部の超天才タイプの人を除いて、これはほぼ不可能です。

では次善策です。それは「努力をして、成績が上がる」です。
成績を上げることが目的ですから、普通は努力をしなければなりませんよね。まあ、当たり前といえば当たり前です。

さて、3位の「努力をせず、成績が上がらない」は論外として、最も好ましくない「努力をしているのに、成績が上がらない」ですが、実は結構これをやってしまっている子がいます。それも知らない間に。
最もイヤなパターンに自分ではまってしまっているということです。

それはどんな状況かというと、
「努力のしかたが間違っている」
ということです。

例えば、定期テストの勉強のために学校のワークを進める場合、まずは自分で解いてマル付けをするのですが、間違えた問題の確認もせずにただひたすら解答を赤ペンで書き込んでしまっている子は結構多くいます。そして解き直しもやらない。これでは間違えた問題ができるようになるはずがありません。
ひどい子は、解答をまずは鉛筆で丸写しして、その後赤ペンに持ち替えて全問マルにして「ワークやりました」となるのです。

これでは成績など上がるはずがありません。
これなら「努力せず、成績が上がらない」のほうがマシです。努力しなくていいだけ楽だからです。解答を丸写しすることも作業として手間と時間がかかりますからね。

勉強が、頭を使わない「作業」と化してしまうと、成績向上は見込めません。
そしてその作業はもちろん正しい努力とは呼べません。
正しい方法で勉強するということは、本当に大切なことなのです。

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