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草食系生徒

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

わたしが教師になりたてのころ、あまりにも勉強しない子に対して激しく叱ることが何度かありました。
「これだけ言うことを聞かず、約束を破り、まわりの人に迷惑をかけるのなら(塾を)やめてしまえ!」
25年ほど前、わたしもまだ二十歳代です。若くてアツかったこともあり、こんなことを子どもに言いました。

叱られている子は、泣きそうな顔で必死に謝り、
「やめたくありません。これからちゃんとするからやめさせないでください!」
と懇願するのでした。

「やめさせられる」ということが親や友人に対して少し恥ずかしいと思ったのでしょうか。
または、先の受験のことを考えて勉強はしておかないと・・・と思ったのでしょうか。
その子は勉強が嫌いで塾をさぼるような子でしたが、やめたくないと言ったのです。

わたしはそこでもう一度本人と約束して続けて通うことを認めました。
まあ、そのあとも「やらかして」しまってまた叱られる子も中にはいましたが・・・(笑)

さて、それからしばらく後、10年ほど前に同じように叱る場面がありました。
そのときも「やめてしまえ!」と言いました。わたしは「やめさせないでください」という言葉が返ってくると思っていたのですが、何とその子は「はい。分かりました。やめます」と言ったのです。

え?素直!?

わたしはやめさせるつもりはなかったのでびっくりして作戦変更です・・・。
保護者を交えてじっくり話し合い、その子は塾を続けることになったのですが、子どもの質が変わったなあと思い知らされた出来事でした。

そういう叱り方は今はしませんが、確かに最近の子は昔のヤンチャ坊主と比べると気性が穏やかで、強く叱られるとすぐにポキッと折れてしまうような「もろさ」を感じることがあります。
まさに「草食」という感じなのです。

昔はゴリ押しの指導ができましたが、今はそんな方法ではうまくいきません。
対話をして丁寧に指導していく必要があります。しかし丁寧すぎて過保護になってしまってもいけません。しっかりと「強さ」も持てるような指導をしていかなければなりません。

今の子の方がある意味難しいです。

2019年11月
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