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雑な子

こんにちは。陽塾代表の原田基生です。

子どもたちは十人十色です。一人ひとりに個性があります。子どもたち一人ひとりは、まぎれもなく世界にたった一人なのです。
しかしその中でも、子どもたちにはいろいろな「特徴」「タイプ」があるとも感じています。いくつかの特徴が重なっている子もいます。
新シリーズ(笑)『いろんな子たち』で紹介していきたいと思います。

今回は「雑な子」です。

特徴はこのような感じです。
・男の子に多い。
・字が雑で読みにくい。
・整理整頓が苦手。
・忘れ物が多い。

部屋や机は散らかりっぱなし。学校でもらったプリントはカバンの中でぐちゃぐちゃ。筆箱の中身は、先が丸まっている中途半端な長さの鉛筆1~2本と、鉛筆の芯で何度も突き刺した跡がある丸まった消しゴムと、赤ペンくらい。蛍光マーカーや青ペン・緑ペンなどは持っていません(笑)
また、漢字の書き取りや英単語を覚えるといった「コツコツ系」の勉強が苦手で、逆に算数・数学などの「ひらめき系」の問題が得意な子が多いようです。
興味のあることは没頭しますが、興味のないことにはほとんど無関心です。

このタイプの子は、算数・パズル系の好きな勉強をどんどんさせてあげると喜びます。興味のあることなら「本当なら高校で教えることなんだけど・・・」などと言って教えると好奇心を刺激します。

同時にそのウラで、ていねいに勉強することを教え込む必要があります。
まずは、部屋や机の整理整頓をさせることと、字を丁寧に書かせることです。
それから「コツコツ系」の勉強を半ば強制的に、継続的にさせることが必要です。例えば、漢字を覚えたら簡単なテストをして得点が取れることを経験させ、すかさず褒めてあげる、ということで小さな成功体験を積ませ、少しずつ「コツコツ系」を浸透させていく必要があります。

このタイプは、勉強に対して一種のパワフルさを持っています。「コツコツ系」の習慣づけは長期間かかるでしょうが、それが身につくと素晴らしい実力が身につきます。

興味のあることを青天井で伸ばしながら、ていねいさをつけることが大切です。

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