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左手を置かない子

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

子どもたちの勉強している様子を見ていると、鉛筆で書いているときに左手(左利きの子は右手、つまり鉛筆を持っていない方の手)を机の上に出していない子がときどきいます。

しっかりとした字を書くには空いている方の手で紙を押さえながら書く必要があります。紙を押さえないと筆圧が弱くなります。また鉛筆の芯が紙の上を動くときに紙が微妙に動いて少し字の形がくずれてしまうのです。

そういう子は姿勢もあまり良くありません。
まずイスは後ろに引き過ぎていて、背もたれにもたれかかるような感じになってしまっています。左手は机の下にあり、鉛筆を持った右手だけが机の上に出ている状態です。見るからにやる気がない印象になります(笑)
上体が立ってしまっているために、紙やノートを押さえにくくなり書きづらいので、書くスピードも遅くなってしまいます。
筆圧が弱くなり字は崩れる、スピードは遅くなる・・・良いことはひとつもありません。
そのためでしょうか、学力もあまり芳しくない子が多い印象です。

わたしはそういう子を見るとまずイスを前に引いて座らせ、左手を机の上に出して紙を押さえるように指導します。
それだけで少し前のめりになってしっかりと紙を押さえることができるようになり、素早くきれいな字を書くことができるようになります。集中力も上がるようです。

「正しい姿勢」で勉強することは本当に大切なことです。
同じ勉強時間でも効率は格段に上がります。

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