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守破離~その2

こんにちは。陽塾代表の原田基生です。

(守破離~その1からの続きです)

勉強における「守」とは、以下のようなことを身につけることです。

まず、いわゆる生活面・姿勢面として「規則正しく生活する」「あいさつをする」「授業中は私語をしない」「話をしている人の方を向いてしっかりと聞く」など。
そして基礎学習習慣として「ノートをとる」「宿題をする」「毎日勉強する」など。
そのうえで基礎学習能力として「読み」「書き」「計算」で、問題で言えば「基本問題」です。
文章が読めなかったり、字が書けなかったり、計算ができなかったりしたら、当然高度な学力は身につきません。また、基本問題ができなければ、応用・発展問題はできません。

次の「破」は、「守」で身につけた型に、自分なりの工夫や考え方を加えて高度化させる段階です。
例えば「自ら工夫して計画表を作成し実行する」「メモの取り方を自分なりに工夫する」「新しい暗記の語呂合わせを考える」などです。
この段階でかなり高度ですので、低学年の子が到達できればすごいと思います。

最後の「離」は、「自分の学習方法を完全に確立しており、誰の指図も受けなくて問題ない」状態です。小中学生でこの段階まで達している子はまれです。非常に精神年齢が高く、すでに大人の考え方と行動ができる子です。

わたしは、陽塾に来てくれている子どもたちには、まず「守」を身につけ、「破」に少し入るくらいになってほしいと考えています。

「守」の徹底指導は、子どもたちは少し嫌がるところもあると思います。しかしこの最重要の段階を抜きにして、勉強方法が上達し、しっかりとした学力が身につくことはありません。
姿勢面や学習習慣や基礎学習能力を重視し、子どもたちに少し「口うるさい」と思われながらも(笑)、じっくりとしつこく指導していきたいと思います。

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