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鬼チェック

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

現在、中2の数学で図形の証明を学習しています。
図形の証明の問題は、あることが成り立つことを理論的に説明する問題で、「~を求めよ。」という形式の問題ではありません。中2の子たちは初めて経験する解答形式です。

現在、これを定着させるべく中2では証明の小テストを行っています。
普通、小テストは隣の子と答案を交換して採点する「相互採点」をしてもらっていますが、この時期の証明の問題はすべてわたしが採点しています。
正しい書き方をしっかりと定着させるためです。

わたしは大切な小テストでは「鬼チェック」を行っています。
証明の中に1か所でも間違いがあれば、バツをつけて同じ再テストを受けさせるのです。

合同の記号(≡)をイコール(=)と間違えただけでバツ。
角度の記号(∠)が1か所抜けていただけでバツ。
頂点を書く順序が対応する頂点の順序になっていないだけでバツ。
合同条件「~がそれぞれ等しいから~」の「それぞれ」が抜けていただけでバツ。
・・・とにかく、ケチのつけられない完璧な証明を書かないと合格できないのです。

子どもたちはなかなか再テストで合格できません。
何度も不合格になり、ちょっと不機嫌になってしまう子もいますが、そんなのお構いなしです(笑)
何度も書くことで少しずつ定着し、集中力と注意力もついてきます。

子どもたちは、自分で書いた証明をこれほど真剣に見直ししたことないくらい集中して見直し(笑)て、わたしのところに持って来ます。
わたしが鬼チェックをしている間、そばでドキドキしながら待ちます。

そして・・・
「合格!よくがんばった!」
「よっしゃーーーーー!!」
とてもうれしがります。

つらいですが、達成感もひとしおです。わたしまでうれしくなります。
これからも「鬼チェック」で子どもたちを伸ばしていきます(笑)

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