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始めるためのきっかけ

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

掃除をするのがおっくうだなと思っていても、いざ掃除を始めてみるとどんどん気分が乗ってきて思った以上にしっかりと掃除ができることがあります。
これは、「作業興奮」とよばれるもので、その作業を実行することによって、やる気ホルモンである脳内物質ドーパミンが分泌され、やる気が増していくという現象です。
もちろん勉強でもその現象が見られます。

まず「始める」ことが大切なのです。

しかし子どもたちは、この「始める」ということがなかなかできません。
大人であれば、これをやらないと仕事が進まないとか、家事が片付かないとか、実際に「困った状況」になってしまう恐れがありますので、いやいやでも「始め」ますが、精神的に幼い子どもたちはなかなかそのようには考えられません。

「ここで勉強しないとテストで点数が取れない」

なかなか勉強をやらない子にとっては、この状況が「困った状況」ではないのです。
そう思ってしまっているのが、まさに大人からすると「困った状況」なんですけどね(笑)

では「始める」にはどうすればよいか。

それには「きっかけ」が必要です。
「きっかけ」はいろいろありますが、「塾に来る」というのはそのひとつです。
塾に来れば、いやでも勉強しなければなりません。授業を受け、演習をしていく中で作業興奮が起こるのです。
自習室を開放したり、勉強会で呼び出したりするのも、こどもたちにこの「きっかけ」を与えることになります。
これは外的な強制力による「きっかけ」です。

また、わたしは面談などでよく、「家では勉強を開始する時刻を決めてください」と提案しますが、それもひとつの「きっかけ」です。
勉強を始めるべき時刻になると「勉強しないと・・・」と思うことが「きっかけ」になります。
これは子ども自身の気持ちの中の、いわば内的な「きっかけ」です。

外的な「きっかけ」はともかく、内的な「きっかけ」で行動ができるようになれば、子どもは劇的に変化します。
こういう指導も、わたしたちの大切な仕事のひとつです。

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