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地獄と極楽

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

漫画家の水木しげるさんが亡くなりました。水木さんといえば「妖怪」。わたしが小学生のころに家にあった妖怪の絵本も水木さんの絵だったのを覚えています。
水木さんが妖怪など目に見えないものに興味を持ちはじめたのは、幼いときに見たお寺の「地獄の絵」だったそうです。

わたしも小さいときにお寺の「地獄の絵」を見たことがあります。絵を見上げながらその恐ろしさに言葉を失っていると、横から親が「閻魔さんが何でも見てて、悪いことしたら地獄に行くんやで」と言ってきます。
「ウソついたら地獄に行って舌抜かれるんや」と言われ、すでにウソをついたことがあったわたしは「どうしよう」と思ったものです(笑)

家にも地獄と極楽についての子ども用の漫画がありました。それを読むと子ども心に「悪いことをしてはいけない」と本気で思いました。

何ごとでもそうですが、大人になってからよりも子どものときの方が吸収する力は強いです。

漢字、計算、英語・・・勉強ももちろん吸収させたいです。しかしそれ以上に、それよりも前に、あいさつをする、人に親切にする、人を裏切らない・・・人としてのモラルを子どものころに身につけさせておくべきだとわたしは思います。

水木さんの訃報を聞き、そんなことを思いました。
水木さんのご冥福をお祈りするとともに、わたしの関わる子どもたちをしっかりと育てていかなければならないと思っています。

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