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勉強の優先順位

こんにちは。陽塾代表の原田基生です。

勉強には「優先順位」があります。
何についての「優先」かはいろんな判断軸があります。

『重要度』
 例えば、教科書の太字のところや、授業で先生が「大事です」と言ったところは重要なので、ほかのことよりも多く繰り返して覚える。
『効率性』
 例えば、漢字を覚えてから教科書本文を読むとスラスラ読めて、意味もつかみやすいので先に漢字の勉強をする。
『納期』
 例えば、今日までの宿題と明日までの提出物がどちらもできていないのであれば、今日までの宿題を先にやる。
『総合得点の俯瞰』
 例えば、数学のテストは100点近くとれる自信があるが、社会は30点くらいしかとれる自信がないとき、数学の得点の伸びよりも社会の得点の伸びの方が総合得点の伸びが期待できるので社会を勉強する。

・・・などです。

勉強の優先順位は、ある程度勉強を経験してきて「どうすればうまく勉強できるか」を「自ら考え」ないと自分でつけることはできません。
何も考えずに勉強をしている子は、「勉強しなさい」というと、「勉強と名のつくもの」を手当たり次第にやってしまうことがあります。

次の日にテストがあるにもかかわらず、その教科の勉強をせずに、1週間後が提出期限の提出物のワークをやっていたり・・・
大切なキーワードだけをピックアップしてまとめればいいのに、全文を写していたり・・・
書いた方が覚えやすいのに、眺めているだけであったり・・・
標準問題を完璧にすることを後回しにして、難関レベルの問題に時間をかけすぎていたり・・・

こういうことは結構起こっています。

考えて優先順位をつけて勉強しなさい、と指導をしますが、なかなか身につくものではありません。
子どもたち一人ひとりが「優先順位」を考えられるようにならないといけません。
これを考えることができるようになれば、勉強に対しての意識も上がり、勉強の内容も効率化され、当然得点も上がっていくでしょう。

こういう指導も、長期的な視野でおこなっていく必要があります。

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