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語彙力と学力

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

国語の授業の中だけでなく数学など他の教科の授業中でもときどき言葉の意味が分からないという子がいます。
大人からすると「え?この言葉の意味が分からんの?」と思うこともあります。

語彙力、特に日本語の語彙力はすべての教科を勉強していくために非常に大切なものです。小中学生が出会う問題はもちろんすべて日本語で記述されているので、その問題文を正確に読み取ることができないのにその問題に正解することは困難なのです。

「あてはまるものを選びなさい」と書かれている意味を認識できない子は少ないと思いますが、「それぞれ選びなさい」と書かれているのに一つしか選んでいないとか、「理由を答えなさい」と書かれているのに単に「現象」を答えたりしてしまう子は、正しく言葉を理解していないことも考えられます。

これまでの教師生活の中でも感じていることは、語彙力と学力は確実に相関関係があるということです。
言葉を多く持っている子(語彙の豊富な子)は精神年齢の発達が早く、ものごとを理論的に、合理的に、理性的に考えることができます。
その結果、学力も当然ながら伸びてゆくのです。

特に小学生のあいだは、なるべく読書に親しませることと日本語の音読と漢字の勉強はしっかりとさせておくことが、しっかりとした語彙力をつけるために必要なことだと思います。

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