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何もかも好きに・・・

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

昨日、最年少プロ棋士である藤井聡太四段が、28連勝という歴代1位タイの記録を達成したと大きく報道されました。
これは30年ぶりの快挙だそうです。彼は14歳。まだ中学生です。

すごい中学生ですね。わたしが今教えている子たちと同い年なんですねえ。
こんなに強いのに、インタビューなどでもおごらない姿勢に好感が持てます。

6月26日に新記録・29連勝をかけて対局があるとのことです。期待がふくらみますね。
ただ、中学生を教えている塾の教師としては「テスト前やけど、期末テストの勉強だいじょうぶかな」と、スケールの小さな余計なことが少し気になってしまいますが(笑)

さて、こういう子が現れると、育てた親にも関心が集まります。
お母さんいわく、藤井四段は小さい頃から興味のあることにはとことん没頭し、すさまじい集中力を発揮していたようです。また、とても負けず嫌いなところがあり、負けると悔しくていつも号泣していたようです。
親としては「何もかも好きにやらせよう」という方針だったそうです。

「何もかも好きにやらせよう」

子どものことを信頼した素晴らしい方針だと思います。藤井四段はそんな家庭で才能を開花させていったのでしょう。

しかし、やはり親も子も十人十色。どんな親でも、どんな子に対しても「好きにやらせよう」とするのはわたしは少し違うような気がします。
藤井四段のケースは、親の方針と本人の素質・気質がぴったりと合致していたからこそ花開いたのであって、どんな親子にも当てはまるものではないと思うのです。

例えば、テレビゲームが大好きで、毎日何時間でも没頭している子がいたとします。
その子に対して「何もかも好きに・・・」と、ゲームばかりさせようという気にはわたしはなりません。
やっぱり勉強もさせないと、スポーツも・・・。いろいろと「バランス」を考えてしまいます。
バランスがいい方が本人のためになると思うからです。

でも一方で、こういう考え方は、本人の素質を見抜く目がなく、それに賭ける勇気がない親の考え方なのかな、とも考えてしまいます。

うーん。
人を育てるってホント難しいですよね。

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