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親の背中

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

先日、年明け早々に電車に乗ったときのことです。車内は初詣のお客さんが多く、少し混んでいましたので、わたしは扉付近に立っていました。
その同じ車両に両親と小学生くらいの子ども2人の4人家族が、長いシートに4人並んで座っていました。仲が良い家族のようで、わたしもほほえましい気持ちで見ていました。

ところが・・・
途中の駅で、重そうな荷物を抱えたおばあさんが乗車してきて、その家族の座っている前に立ちました。
典型的な「座席を譲るべき方」です。しかし子どもはともかく、親も見て見ぬふり。相変わらず楽しそうにしゃべっています。「はぁ?」と思っていると、それを見かねた向かい側のシートの女性がおばあさんに座席を譲りました。

子どもを持つ親に、自分の子どもにどんな大人になってほしいか聞くと、「思いやりのある子になってほしい」と答える親は多くいます。
しかし子どもは親の背中を見て育ちます。自分が席を譲ろうともしないのに、子どもに「思いやりのある子になってほしい」などと願ってもそれはかなうわけがありません。

高校生のとき、友人と一緒に電車に乗って帰っていたとき、その友人がおじいさんにさっと席を譲ったことがありました。友人とわたしは並んで座っていましたが、おじいさんはどちらかというとわたしの前に立ちましたので、わたしが席を譲る方が自然でした。
彼は結構やんちゃな友人でしたが、この行為を見て「かっこいいな」と思うと同時に、自分が席を譲るのをためらったことを恥じました。

今思うと、その友人のご両親は、自分の子にこういう思いやりの行動を見せてきたのだと思います。

子どもは何も言わなくても親の背中を見て育ちます。言葉はなくてもこれは教育です。
わたしも子どもを持つ親として心しなければなりません。

2020年10月
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