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悪魔のワード

こんにちは。陽塾代表の原田基生です。

こんなことを言う子がいます。
「自分はバカだから」
「勉強は苦手だから」
「才能がないから」

これらは一見、謙遜の言葉に見えますが、度が過ぎると自分の成長にフタをする『悪魔のワード』になってしまいます。

例えば…
ろくに勉強もせずにテストを受けます。結果は当然芳しくありません。
しかしここで『悪魔のワード』を出してしまうと、そこからその子は成長しなくなります。
点数が芳しくなかったのは、「努力をしなかったから」ではなく、「バカだから」「苦手だから」「才能がないから」になってしまうからです。
努力不足や不勉強が正当化され、それを挽回する勉強の機会が奪われてしまいます。

こうなると、点数が悪いのも、授業をまじめに受けないのも、勉強しないのも、すべて「バカ」「苦手」のせいになってしまいます。
つまり、『悪魔のワード』は、自らの努力不足や不勉強の「言いわけ」となってしまう恐れがあるのです。

本当はがんばったらできるのに、このせいで伸び悩んでいる子は多いかも知れません。
こわいことですね。

わたしは子どもたちにこう言います。

自分のことを「バカ」とか「あほ」とか言うな。まずはしっかり努力してみろ。必ず成長できるから。

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