8.72014
悪魔のワード
こんにちは。陽塾代表の原田基生です。
こんなことを言う子がいます。
「自分はバカだから」
「勉強は苦手だから」
「才能がないから」
これらは一見、謙遜の言葉に見えますが、度が過ぎると自分の成長にフタをする『悪魔のワード』になってしまいます。
例えば…
ろくに勉強もせずにテストを受けます。結果は当然芳しくありません。
しかしここで『悪魔のワード』を出してしまうと、そこからその子は成長しなくなります。
点数が芳しくなかったのは、「努力をしなかったから」ではなく、「バカだから」「苦手だから」「才能がないから」になってしまうからです。
努力不足や不勉強が正当化され、それを挽回する勉強の機会が奪われてしまいます。
こうなると、点数が悪いのも、授業をまじめに受けないのも、勉強しないのも、すべて「バカ」「苦手」のせいになってしまいます。
つまり、『悪魔のワード』は、自らの努力不足や不勉強の「言いわけ」となってしまう恐れがあるのです。
本当はがんばったらできるのに、このせいで伸び悩んでいる子は多いかも知れません。
こわいことですね。
わたしは子どもたちにこう言います。
自分のことを「バカ」とか「あほ」とか言うな。まずはしっかり努力してみろ。必ず成長できるから。