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守破離~その1

こんにちは。陽塾代表の原田基生です。

守破離(しゅはり)という言葉があります。これは主に茶道や武道、伝統芸能などの上達段階とその上達のための極意を表した言葉です。特に弟子と師匠の関係、かかわり方について示しています。
この考え方をはじめに説いたのは、武田信玄に仕えた戦国武将の高坂昌信(こうさかまさのぶ)とも、能楽師の世阿弥とも、茶人の千利休とも言われているようです。

「守」は、師匠が教える心構えや「型(かた)」を忠実に守り、確実に身につける段階
「破」は、他の流派にも触れ、良いものや自分なりの工夫も取り入れて、型をやぶり発展させる段階
「離」は、型から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階
型を守り(基本)、それを破り(応用・工夫)、そして自由に離れる(創造)、という流れです。

型とは、昔から継続的に受け継がれているものです。茶道には茶道の、武道には武道の型があります。囲碁でいえば、定石(じょうせき)です。これは、先人たちが長年にわたって苦労して積み上げてきた「上達するためのノウハウ」です。ですから、強くなるためには型である定石を覚えることが必要だといえるのです。

わたしは勉強についてもこれがあてはまると考えています。
よって、勉強も上達するには、まずは「守」の段階(型を身につける)からスタートすべきで、これが最も大切な段階だと思っています。
「守」は、師匠やお手本を「まねる」段階です。学ぶは「まねる」ことです。ここではとにかく師匠(教師)の教えを忠実に守ることが大切です。毎日毎日訓練して基礎となる型をしっかり身につけます。完全に身につくまでは多くの時間とエネルギーが必要です。
弟子(生徒)にとってみれば、単純な基本の繰り返しですので新鮮さもありませんし、窮屈ですので飽きてしまいイヤになります。しかし、この積み重ねがとても大切なことなのです。

指導する側もそのことをしっかりと理解し、まずは「守」の段階を子どもたちに徹底的に定着させる指導をしなければならない、と考えています。

(その2に続きます)

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