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原則定着後のひと工夫

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

先日、ある中1の子に数学の補習を行いました。
方程式の文章題の問題だったのですが、文字設定、立式まで説明してその計算をホワイトボードに書きました。
わたしは原則として低学年のあいだは説明の中で計算が出てきてもその計算を省略することはありません。計算過程を見せることで、子どもたちに「必ず書くべき式」や「書く必要のない式」を理解してもらうためです。

その方程式の計算の最後が以下のようになりました。

400=x+150
x=250

この最後の式を見て、「?」という顔をしています。
「なんでそうなるんですか?」

わたしは、以下の式をメモし、右辺の150を左辺に移項したことを言いました。

400=x+150
400-150=x
250=x
ここで右辺と左辺を入れ替えて
x=250

方程式の計算のとき、原則として「xがついている項は左辺へ、数字の項は右辺へ移項しなさい」と指導していますが、今回のような場合はその原則に従うと、

400=x+150
-x=150-400
-x=-250
x=250

となり、両辺ともにマイナスがついて少し計算しにくくなり、符号のミスを誘発する可能性も上がります。
この場合は、右辺の150を左辺に移項した方が考えやすくスピーディです。

「こう考える方が早いしミスも減りそうやろ?」と言うと、その子は「おお~そうか!」といたく感動してくれました(笑)

原則を定着させることは大切なことです。
しかしそこでとどまらず、次の「ひと工夫」をすることができれば、勉強はもっと深く、楽しくなります。
上記のような工夫をわたしが教えないのに自分で「編み出す」子がいます。
そういう子は例外なく高学力です。

気をつけるべきなのは、原則が完全に定着していないあいだは原則に忠実になるということです。
まずは原則の定着。そしてその上での工夫ができれば最高です。

2019年12月
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