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今日返却されたのにテストの得点を覚えていない

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

中間テストが終了し、学校では答案が返却されています。
陽塾では、子どもたちに返却された答案を持って来てもらい、その答案を見せてもらっています。
答案を見せてもらうと、多くの「事実」が判明します。その子の学力状況やテスト勉強の定着度などが本当によく分かります。

さて、そのテストの得点についてですが、その日に返却してもらったにも関わらず得点を覚えていない子がときどきいます。

テストが返ってきた子に得点を聞くと、良い得点の場合はいろいろ細かいところまで覚えていることが多いです。
「何点だった?」
「87点でした」
「おお、上がったやん」
「はい。学校の平均は60点で、クラスの平均は61点でした」
などと笑顔で報告してくれます。

しかし、あまり良くない得点の場合は、
「何点だった?」
「悪かったです」
「悪かったって、何点?」
「ええと、60点くらいかな・・・」
「今日返してもらったのに覚えてないの?」
「・・・詳しくは覚えてません」
「詳しく」ったって、単に得点を聞いてるだけなんですけどね(笑)

返却されたときにとっさに得点だけを見てそれが良くなければ、あとは「臭いものにはフタ」で、答案を半分に折ってしまって、その子は金輪際その答案を見なくなります(笑)
よって、自分の得点なのに覚えていないのです。もちろん、どこをどう間違えたのか、なぜ間違えたのかという分析などはする気も起きません。

確かに良くない得点は見たくはありません。
しかし、得点とは「事実」が分かりやすく数字で表現されたものです。
現時点での自分の理解度や授業の受け方、テスト勉強のやり方などの結果が凝縮されているのです。

悔しいでしょうが、良くない得点のときほどしっかりと「事実」を把握・分析し、改善策を考えてそれを実行していくことが大切です。

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