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スマホと学力

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

1カ月ほど前、文部科学省が「全国学力テスト」の結果を公表しました。中学生の理科の平均正答率が5割を切ったことなどが報告されましたが、同時に行ったアンケートで1日あたりのスマートフォンの利用状況を聞き、正答率との相関関係も分析されました。

(2022.7.29毎日新聞)

それによると、スマホでSNSや動画を見ている時間が長いほど成績が低くなっているとされていますが、少し違った見方もできます。
それは、「スマホを視聴しても短時間ならば、スマホを持っていない子よりも好成績である」ということです。
上のグラフでも、最も好成績だったのは視聴時間が「30分未満」。次に「30分以上1時間未満」、「1時間以上2時間未満」と続き、「携帯・スマホを持たず」はその次の成績でした。「携帯・スマホを持たず」という子は、家庭用のゲーム機などで時間がとられているのかも知れません。

「子どもにスマホを持たせると成績が下がる」と何となく思ってしまいますが、スマホを持っていたとしても、ルールを決めて本人がしっかりと使用をコントロールできるのであれば、むしろ持っていない子よりもしっかり勉強できると言えるのかもしれません。

SNSや動画など、長時間使用すると勉強に悪影響があるコンテンツもたくさんありますが、先日ブログで紹介したクイズアプリや単語暗記アプリなど、うまく使えば効率的にしっかりと学力を伸ばすことができるコンテンツも数多くリリースされています。

スマホはまさに「文明の利器」。使い方によっては強力な学習ツールにもなりうるものです。子どもたちにはうまく利用できるようになってほしいと思います。

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