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カタマリでとらえる

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

授業中、板書したことをノートに書くことを指示すると、子どもたちは写し始めます。
このとき子どもたちは、板書を見てノートに目を落として書く、また板書を見てノートに書く・・・この動作の繰り返しをします。
子どもたちの視線はホワイトボードとノートを往復することになりますが、この往復の回数がとても多い子とそれほど多くない子がいます。板書をさせている間に子どもたちの様子を見ているとよく分かります。

この視線の往復回数が少ない子はノートをとるのが速く、何度も視線を往復させる子はノートをとるのが遅い傾向があります。
そしてノートをとるのが速い子の方が学力が高い傾向があります。
それは「カタマリ」でとらえる力があるからです。

例えば、「Does she play the piano?」という英文を写すとき、カタマリでとらえられる子は、「Does she play」くらいまでを一気に見てそれを頭のワーキングメモリに一時的に保存し、ノートに向かってそれを書くことになります。そのあと「the piano?」を見てそれを写せば、この文をノートに写すのに、この往復を2回だけしかしていません。
もっと慣れればこれくらいの文は一発で書くことができるようになります。
何度も見てしまう子は、「Does」を見て写し、「she」を見て写し・・・ということを繰り返すので視線の往復回数が多くなり、結果として時間がかかってしまいます。ひどい場合、「D」「o」「e」「s」・・・と1文字ずつ書く子もいます。

カタマリでとらえることができる子は、板書を文字の羅列として見るのではなく、意味や音のカタマリとして把握できています。そういうカタマリを把握できれば、頭のワーキングメモリにもより多くのことを一時保存できますし、頭にも定着しやすくなります。
教師が話しているときにぼーっとしている子ほど理解していないのでカタマリでとらえることができません。

意味のカタマリとしてとらえるためには、授業中にしっかりと聞いて、頭をアクティブの状態にしておくことが大切です。

2019年12月
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