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いい臆病さ

こんにちは。陽塾代表の原田基生です。

テスト前にそれなりに勉強をやっていたのですが、テストの2日前くらいにあまり勉強をしなくなる子がいます。
「勉強しなくていいの?」と聞くと、「もう勉強することがない」と言います(笑)

そういう子は、テスト本番ではそこそこの得点を取りますが、できると思っていたはずの問題ができなかったり、度忘れしてしまったりして、思ったよりも得点が低くなってしまうことが多いようです。

自分の保有学力が、受けるテストのレベルを大きく超えている場合、例えばその子が中学生で、テストが小学1年レベルの計算テストなら、確かに「勉強することがない」のは分かります。
しかし通常はそういうレベルのテストを受けることはありません。

確かに、その子はすべきことは一通りやったのでしょう。
教科書を読み、重要なことをまとめ、ワークを解き、やりなおしをする・・・。
そこまではいいのですが、一通り勉強をしてある意味「安心」してしまっているのが問題です。
これは残念ながら「ツメが甘い」勉強です。

人は忘れる生き物です。
ここはちょっと「臆病」になってほしいと思います。

「覚えたはずだけど、忘れてるかも知れないので、もう一度確認しておこう」とか、
「理解できたはずだけど、本当にちゃんとできるかもう一度解いてみよう」とか。

そう考え出すと「勉強することがない」という状態には、なかなかなることはありません。

一通り勉強したら、テスト範囲全体を俯瞰して、不安要素を見つけてそれをつぶしていく。
確認に確認を重ねていくことで、さらに得点は伸びるでしょう。

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