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「忘れやすい」ということを知る

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

わたしが学生のとき、成績トップクラスの友人に、なぜそんなに成績が良いのかを聞いたことがあります。
その友人は「自分は頭が良くないので、習ったことを忘れやすい。不安だから復習している」と答えました。

成績トップクラスの友人が、自分のことを「頭が良くない」「忘れやすい」と言ったのが驚きでした。
確かに、その時わたしは「自分が忘れやすい」などとは思っていませんでしたので、復習などはほとんどしていませんでした。

世間一般では「成績の良い人」は「頭のデキが良い人」ととらえられてしまいがちですが、頭の構造は人によってそれほど変わるものではありません。
そうではなく、まずは「人の脳は忘れやすいから、何度も繰り返さないと定着しない」ということを自覚しているかどうかがポイントなのです。
そして、それをフォローする行動を考え、実行している人が成績が良くなるのだと思います。

その「フォローする行動」こそが「復習」です。
勉強の内容を、1回で完璧に頭に入れてしまえる天才はほとんどいません。
成績が優秀な人は1冊の問題集を1回やっただけで終わりません。たいてい2~3周は解いています。そうすることで学習内容をしっかりと定着させているのです。
復習は、回数を重ねれば重ねるほど定着するものです。

「人は忘れる生きもの」です。
だからこそ、その事実をまずはしっかりと自覚することが、成績優秀になるための第一歩なのですね。

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