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コップ半分の水

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

「コップ半分の水を見たとき、その水をどうとらえるか」というハナシがあります。

コップ半分の水を、「半分『も』ある」ととらえるか、「半分『しか』ない」ととらえるかの違いです。

これは見る人によって違いますし、同じ人でもそのときの自分の置かれている状況や精神状態によっても違ってくるものだと思いますが、「半分『も』ある」ととらえるのはポジティブ思考、「半分『しか』ない」ととらえるのはネガティブ思考と言われることがあります。

もちろん、ポジティブ思考であることは好ましいことだと思いますが、いつも「半分『も』ある」と思ってしまうことは少し危険だとわたしは思っています。

わたしは、受験が半年後に迫っているにも関わらず本気で勉強しようとしていない受験生に、こんなことを言うことがあります。
「受験まで半年。6ヶ月なのであと180日ですね。まだまだ日にちがあると思っている子もいるだろうけど、それほど余裕はありませんよ。これから一日にひとつのことを覚えていったとしても、本番までに180個のことしか覚えられません。受験は5教科あるので1教科あたり180÷5で36個です。受験までにひとつの教科でたった36個のことしか覚えられないんですよ」
子どもたちが不安そうな表情をします。

「細切れ」にすると少なく、「大まか」に見ると多く感じるようです。
180日であれば、「4320時間」とか「259200分」などととらえると少なく感じ、「6ヶ月」とか「半年」などととらえると多く感じます。

自分がポジティブ状態(というよりお気楽な状態)になっているときには「半分『しか』ない」と考え、自分がネガティブ状態になっているときには「半分『も』ある」と考えるべきだと思っています。
こういう考え方ができれば、自分自身でメンタルのコントロールができるようになります。

子どもたちには、こういうメンタルのコントロール法なども伝えていきたいと考えています。

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