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「親ガチャ」

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

最近、特にネットの中で「親ガチャ」という言葉を時々耳にするようになりました。
子は親を選べず、自分がどんな親にあたるかは、カプセルに入ったおもちゃが出てくる「ガチャガチャ」のように運任せだという意味です。

初めてこの言葉を聞いたとき、自分を育ててくれる親を当てモノみたいに言うなんて・・・とわたしは何となく違和感を感じました。
「みんなスマホ持ってるのに自分だけ買ってもらえない・・・『親ガチャ』ハズレだわ・・・」
などと子どもが言っているのを想像してしまったからです。「親の心子知らず」と言いますが、親の気持ちを子どもが理解しようとしていない感じがしたのです。

しかし、もっとひどい場合があります。親が過干渉や育児放棄、虐待などを行う場合です。このレベルになるとまさに「ハズレ」。子どもは何も悪くないのに、自分の未来が奪われてしまっていることも少なからずあります。
それを「親ガチャ」という少しトゲのある言葉で表すことで、ほんの少しだけでも救われた感じがして、じっと耐えているのかもしれません。

問題はそういう「ハズレ」の親が一定数いることです。
一人でも多くの子が「この親の子でよかった」と思えるように、親はもちろん、社会全体が教育に対して真摯になることが必要だと思います。

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