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やる気が先か、やるのが先か

こんにちは。陽塾代表の原田基生です。

自ら進んで勉強し、成績が向上する「好循環」というものが存在します。
(1)やる気が出る
(2)正しい方法で勉強する
(3)成績が上がる(できるようになる)
(4)ほめられる
(1)にもどってさらにやる気が出る
・・・
という循環です。

逆に「悪循環」は、
(1)やる気が出ない
(2)勉強しない
(3)成績が上がらない(できないまま)
(4)ほめられない
(1)にもどってさらにやる気がなくなる
・・・
です。

好循環に入るには、やる気が出ればよいのです。
そんなことはすぐに分かります。
しかし、人間は感情の生き物ですから、きっかけも何もないところでいきなりやる気が出ることはありません。
そのやる気が出ないからみんな困っているんです。

わたしたち教育にたずさわる者は、子どもたちに興味を持ってもらい、やる気を出してもらおうと、あの手この手を駆使しますが、単にそれだけでは勉強に没頭する「強力なやる気」を持たせることは困難です。

わたしは、上記の好循環への「入口」は「(1)やる気が出る」だけではないと考えています。
「(2)正しい方法で勉強する」も大切な入口なのです。

つまり、やる気の出ない子には、少し強制力をはたらかせて「正しく勉強をさせる」ことから始めることも必要なのです。
子どもははじめ嫌がります。

しかし、ココが正念場です。

無理やりでも、少しでも勉強させれば、何かができるようになります。
小さいことでいいので、「できたこと」をピックアップし、その場ですぐにほめてあげます。
すると「好循環」の、
(3)成績が上がる(できるようになる)
(4)ほめられる
が実現します。

ここで「好循環」に入る子も多くいます。

やる気が出るまで待っていたら、いつまで待たされるか分かりません(笑)
「やる気」を出すために「やる」ことを少し強制的にさせることも必要なのです。

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