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オバマ大統領の広島訪問

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

オバマ大統領が昨日、アメリカの現職大統領として初めて広島を訪れました。献花、黙とう、スピーチの後、被爆者の方と言葉を交わしました。
わたしはニュースでそれを見たのですが、素直に感動しました。
しかしそれと同時に、オバマ大統領の苦悩やもどかしさも感じました。

彼は就任直後に核廃絶を訴えてノーベル平和賞を受賞しました。
しかしその後、ロシアとの関係や中国への懸念、北朝鮮の危うさなどの国際情勢のしがらみが大きく、なかなか核廃絶は進んでいません。
それどころか、世界で唯一の被爆国である日本の、広島・長崎への訪問もままならない状態でした。

オバマ大統領の任期は来年の1月まで。このままではいわゆる「有言不実行」です。
今回の広島訪問は、あとわずかになった任期中に、核廃絶に向けて努力していますよということを少しでもアピールするためのものではないかという見方もあります。

被爆者の方の苦しみと祈りは71年間ずっと続いています。
数十年後「あのときオバマさんが広島に来たけど、結局何も変わってないよね」となってはなりません。

今回のオバマ大統領の訪問が、変な政治的意図でなされたものではなく、真に核のない世界を目指すきっかけになることを祈っています。

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