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間違えることは恥ずかしくない

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

授業中にテストを行い、そのあとでそのテストの解説をすることがあります。
テストのあと、答え合わせをして、点数を出してから解説することが多いのですが、間違えた問題をとても悔やむ子がいます。

分からなかった、またはミスをした。

悔しいものです。しかし必要以上に悔しがり、恥ずかしがり、少し劣等感のようなものを感じているような場合があります。
特に、クラスのほとんどの子ができていて自分だけができていない場合、それが強く出ます。

間違えて、それを悔しがることは大切なことですが、間違えることを恐れすぎると伸び伸びと勉強できなくなってしまいます。

わたしは、「おお、間違えた子はよかったなぁ。ここで間違えておくと本番では間違わないよ。今から解説するからしっかり聞いてね」と言って解説をはじめます。
解説のあと、「分かりましたか?じゃ、次に同じような問題が出たら、今度は間違えたらだめですよ」と言います。
それでも時間が経つと、やっぱり同じ間違いをする子もいますが・・・(笑)

間違いが露呈する、というのは、ある意味自分がさらけ出されることになります。
さらけ出すことは恥ずかしいものです。劣等感のようなものは、この恥ずかしさにも由来します。

しかし、この「さらけ出し」が大切です。
自分をさらけ出し、足りないところを埋めるためにしっかりと復習してできるようになる。

これは、まさに「できなかったことができるようになること」つまり「成長」なのです。

間違えてもよいのです。
間違えた数だけ成長の機会があるということなのです。

子どもたちにはどんどん間違い、どんどん成長してもらいたいと思います。

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