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読み・書き・計算

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

江戸時代に「寺子屋」という塾がありました。寺子屋には主に町人の子どもたちが通い、将来商売をするうえで必要な「読み・書き・算盤(そろばん)」を習っていました。現在の学校のようにすべての子どもが通っているわけではありませんでしたが、多くの子どもたちが寺子屋に通っていました。
江戸時代の日本は鎖国をしており、諸外国からは文化的に遅れていたとの考え方もありますが、江戸時代から明治時代にかけての日本の識字率は世界最高水準にあったようです。

この「寺子屋」からはじまった「読み・書き・算盤」。
現在の「読み・書き・計算」は、高度な勉強をしていくために必要不可欠な「基礎学力」です。

これらの3つの基礎学力は、「学問」というよりもむしろ「ツール」です。
「読み・書き」はコミュニケーションを行うための最低限の学力、「計算」は自然科学を扱う際の最低限の学力です。
小中学生の間に、この基礎学力をしっかりとつけておかないと、極端にいうと今後何も学ぶことはできません。

これらの基礎学力を身につけるには、反復訓練が必要です。「漢字の書き取り」「計算ドリル」などで、これらは子どもたちがあまり喜んでやる勉強ではありません。

最重要なのに子どもたちが嫌う。

だからこそ、指導者はこれらの基礎学力の重要性をしっかりと認識し、子どもたちが継続的に訓練を続けることができるように、工夫して指導していかなければならないのです。

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