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第二次反抗期

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

子どもから大人に成長する過程で「反抗期」とよばれる時期が2回あります。

第一次反抗期は2~4歳くらいで、自我が芽ばえ始める時期です。何でも自分でやりたがり、うまくできなければ怒ったり親に反発したりします。

第二次反抗期は13歳前後、つまり小学校高学年から中学生にかけて、精神的な自立の時期だといわれています。
大人や他者と自分とを比較し、親や大人はそれまで自分を超えた存在でとてもかなわないと思っていたのが、同じ「人」として観察するようになります。そして特に大人に対して反抗します。
自分の至らないところは棚に上げて、大人のちょっとした過ちや至らなさを過剰に非難したり、他人を軽蔑したりするようになります。
「大人はみんなズルい」とか「大人は自分のことを分かっていない」とか言い出す時期です。
そういえばわたしもそういう時期、ありました(笑)

年齢を重ねるとそういうことは自然と改善していくものですが。

大人を悩ませるこの時期ですが、成長過程で誰でも通る道です。もちろん大人自身も通ってきた道なのです。
この時期を経て、子どもたちは自分でいろいろ考えて、直面する問題の解決策を見つけだすことができるようになります。
第二次反抗期はその練習をしている時期なのです。
この時期は、一人前に扱ってもらいたいと考える一方で依存する気持ちもあり、感情の面ではかなり不安定です。

接する大人が、これまでのようにアタマごなしに押さえつけてばかりいると逆効果になります。
「度量」を広くして、子どもと「対等の立場」で対話すると同時に、常に「見守っている」という姿勢を持つことが大切だと思います。

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