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机の上にカバン

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

自分の座席の隣の机があいているとき、その机の上に自分のカバンを置いたまま授業を受けようとする子がいます。
実はこれをする子は、勉強が苦手であることが多いです。

自分の机の上には筆箱とテキストとノート。隣の机の上には口が半開きになって無造作に置かれたカバンがあります。

今すぐには使わないプリントを配布すると、そのプリントを無意識に隣のカバンの上に置きます。
安定が悪いので、プリントがすべって床にひらひらと落ちてしまうことがあります。
テストをするのにテキストとノートをしまいなさいというと、それらを机の中に入れずに隣のカバンの上に置きます。
斜めになっていて、バランスを崩せばこれも落下してしまいそうです。
事実、そういう子は机からよく物を落とします。
そしてほぼ例外なく、自宅の部屋や机の上も散らかっているものです。
字が丁寧でなかったり、ケアレスミスが多いのもこのタイプです。

わたしは机の上からカバンを降ろさせて、机の横のフックにかけるか床に置くように言います。

実はカバンを机の上に置くことで、「雑然さ」が生まれているのです。
部屋や机の上が散らかっていると勉強に集中できませんが、その雑然さを「お手軽に」作り出してしまっているのです。
自分の隣の机の上に目障りな大きなカバン、その上にすべり落ちそうなプリントやテキスト類・・・。
ひどい子になると、自分の使う机の上にカバンを置き、何とそのカバンの上にノートやテキストを広げようとするのです。
こんな状況では集中などできるわけがありません。

勉強をしようとするときは、まわりを少しだけでも整頓すると、ぴしっとした気持ちを持って始めることができます。

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