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授業料の重み

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

現在陽塾では、毎月の授業料は銀行口座からの引き落としで納入していただいていますが、生徒数もそんなに多くなかった開校当初は毎月月謝袋での納入でした。
月謝袋での納入だったときは、お釣りがでないようにきっちりとした金額を袋に入れてくださる保護者の方が多く、かなりお手数をおかけしていたと思います。大きな現金を子どもに持たせるという心配もありました。
わたしたちも、月謝袋が提出されるたびに中身の現金の確認をして、銀行に入金していた手間がありました。

授業料の銀行口座からの引き落としは、これらの心配や手間をクリアできる優れたシステムだと思います。

しかし、月謝袋での納入がなくなって口座引き落としになると、授業料は子どもたちの知らないところで口座から口座へ流れていくことになります。
こうなると、子どもたちの中で「親に授業料を払って通わせてもらっている」という感覚は薄くなり、どこか「自動的に」塾に通っているという意識になってしまいます。

親が一所懸命稼いだお金を塾に支払ってくれる・・・月謝袋に入った授業料は、親の愛情と期待と自己犠牲の結晶です。

子どもたちが手にする月謝袋の重みは「親の思いの重み」です。子どもにお金のことをあまりヤイヤイ言いすぎるのもどうかとは思いますが、大切なお金で勉強させてもらっているという事実を子どもたちは知るべきです。
だからこそがんばって勉強してほしいのです。
わたしたちはそのことを子どもたちに伝えなければなりません。

月謝袋の時代、わたしはいつも「ありがとう」と言って大切に月謝袋を受け取っていました。わたしも「親の思いの重み」を受け取っているわけです。
だからこそしっかりと子どもを伸ばさなければならないのです。

便利なシステムになっても「親の思い」は変わりません。
子どもたちも、わたしたちも、それを決して忘れてはなりません。

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