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授業後の教室とクラスの状態の関係

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

授業が終わり、子どもたちが帰った後の教室を見ると、その教室を使っていたクラスの状態がよく分かります。

机がきれいに並んでいて、イスが机の中に入れられていて、ゴミはほとんど落ちていないような場合は、そのクラスは良い状態だといえます。
こういうクラスは忘れ物が少なく、授業をしっかりと聞き、宿題をちゃんとやります。したがって学力も良好です。

逆に、机が曲がって並んでいて、机の中に入れられていないイスがいくつかあり、付箋やノートの切れ端などが床に落ちているような場合は、そのクラスはあまり良い状態ではありません。
こういうクラスは忘れ物が多く、授業中の集中力が散漫で、宿題を忘れる子がいます。よって学力もそんなに良くはありません。

教室をきれいに使うからクラスの状態が良くなるのか、クラスの状態が良いから教室をきれいに使うのか、どちらが先かは分かりませんが、これらには明らかに相関関係があります。

設備や道具を丁寧に扱うことは、知的で精神性が高い行為です。
日本古来の武道や茶道、華道などにはいわゆる「作法」があり、それらを丁寧に行うことで、技術が上達するのと同時に礼儀作法や気配りも身につきます。教室を丁寧にきれいに使うことは、これに似ていると思います。

ですから、学力面だけを偏って教えるのではなく、生活面のいわゆる「作法」も同じくらいしっかりと教えていかなければならないとわたしは思っています。

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