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忍者の修行

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

昔、忍者の修行の中に「麻の苗木を植えてそれを毎日飛び越える」というものがありました。

麻はとても成長が早い植物で、まっすぐ伸びて3~4ヶ月で3mくらいの高さになるそうです。約100日ほどで3mですから、1日では約3cm成長するということです。忍者たちは麻を地面に植えて、その上を毎日ジャンプして修行したそうです。
1日めは3cm、2日めは6cm・・・とだんだん高くなって1日に3cmずつジャンプ力が上がり、1週間で21cm、1ヶ月で90cm、そして3~4ヶ月で何と3mもジャンプできるようになるというものです。
はじめは難なく飛び越えられますが、1~2ヶ月くらい経ったころからかなりキツい修行になりますよね。

人間の身体能力から考えて、忍者が何も道具を使わずに本当に3mもジャンプできたかどうかは疑わしいですが、毎日の修行は必ず身についていたはずであり、忍者は常人をはるかにしのぐジャンプ力を持っていたのだと思います。

陽塾では、学年が上がるにつれて宿題の量や質を徐々に上げていきますが、中3になるとその増加率が大きくなります。最近は、中3の宿題の量をこっそりと増やしています。
中3の子たちは多分、最近宿題が多くなったと感じているでしょう。
忍者の修行でいうと1~2ヶ月くらいの、麻の木を飛び越えるのがキツくなるころにあたると思います(笑)

しかし陽塾の中3の子たちはがんばってくれています。今のところ毎回ほぼ全員がしっかりと宿題をこなしてきます。
まあ、小テストをすると宿題の内容がしっかりと定着できておらず、居残りや再テストを食らう子もいますので、宿題をやる深さはまだまだ足らないこともありますが、これまでの「修行」で少しずつ鍛えられている感じがします。

意地悪なわたしは、これからも「麻の木の背丈」をこっそりと伸ばそうと思っています(笑)
子どもたちが忍者のようにたくましく成長できるように、しっかりと鍛えたいと思います。

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