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取りやすい問題を取る

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

私立入試直前です。受験生たちは自分の受験する私立高校の過去問(赤本)に取り組んでいます。授業でも入試過去問の演習を通してより実戦的な訓練を積んでいます。

受験生にもよく話していることですが、合格点を突破するためには「取りやすい問題を取る」ことが大切です。
私立高校の合格点は、だいたい6割前後が多いです。よって、ムリして9割とか満点を狙ったりする必要はありません。
そして、各小問が同じ配点になっていることも多くあります。数学などでは、いちばんはじめの簡単な計算問題からラストの非常に難解な問題まで、小問の配点がすべて4点などという場合が珍しくありません。

例として、以下のような問題構成です。
[1]計算問題 4点×5問=20点
[2]独立小問 4点×5問=20点
[3]関数   4点×5問=20点
[4]平面図形 4点×5問=20点
[5]立体図形 4点×5問=20点
    合計 4点×25問=100点

このとき、難易度が低く取りやすい問題は[1][2]です。これらをミスせずにきっちり取れば、40点が確保できます。
後半の[3]~[5]には難しい問題が含まれているのですが、それぞれの大問の前半の小問は難易度は高くなく、取りやすい問題です。[3]~[5]の各大問でそれぞれ(1)(2)の前半の2つの小問を確保すれば、各大問で8点ずつ、大問3つで24点を得られます。

これで64点。いい感じの得点になりました。

どんな問題もできるのがもちろん理想ですが、難解な問題は分からなくても十分に合格できるのです。合否の最大のカギになるのは前半の取りやすい問題をいかに確実に取れるか、ということです。
逆にいうと、取りやすい問題をミスでたくさん落としてしまうと危険だということです。

だからこそ受験生は、この直前期においても基礎・標準レベルを決しておろそかにせず、ミスを最小限に減らすことに注力してほしいと思っています。

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