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初頭効果と終末効果と中だるみ

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

心理上、物事の最初が印象に残りやすいことを「初頭効果」、物事の最後に起こったことが印象に残りやすいことを「終末効果(新近効果)」といいます。
物事を始めるときには「さあ始まる」、終えるときには「もうすぐ終わり」だと考えて集中力が高まるのでしょう。
長時間勉強しても、いわゆる「中だるみ」の時間が多くなると結局非効率になります。

人がしっかりと集中していられる時間はせいぜい1時間だといわれています。学校の授業時間が50分であるのはそれが理由の一つです。
そのことをふまえて勉強をしているときの休憩の取り方を工夫すれば、勉強の効率がアップします。

例えば、3時間ぶっ通しで勉強して30分の休憩をとると、そのときの初頭効果と終末効果は1回ずつです。また、中だるみの時間が長くなるので集中力が落ちて眠くなったりすることもあります。
しかし、約1時間勉強するごとに5~10分の休憩をとることを3回繰り返すと、初頭効果と終末効果は3回ずつあらわれます。
同じ時間をかけているのに効果が高いのです。

1時間である勉強を行う場合、はじめに最重要の箇所を勉強し、その時間の最後(休憩の直前)にその最重要の箇所を復習するようにすれば、初頭効果と終末効果が作用して最重要事項の定着率がアップすることが期待できるのです。

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