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以前の教え子

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

ふと、以前勤務していた大手塾で教えていて、転勤や退職で今は別れてしまった子どもたちのことを思い出すことがあります。
今となっては連絡をとるすべもありませんが、実は現在陽塾に来てくださっている保護者の方と、以前の教え子のお母さんがお知り合いだったりして、人のつながりとかご縁の不思議さを感じます。世間って狭いです。

別れた子たちの中には中3生、つまり受験生の子もいます。
今どうしているのかな・・・
私立の入試がはじまりましたので、その子たちも今、必死で受験に立ち向かっていると思います。

わたしが大手塾を退職するときに一番引っかかったのはこの子どもたちのことです。

学校でも塾でも人事異動や退職などはありますので、子どもたちとの出会いと別れは毎年あるものなのですが、異動・転勤はともかく自己都合での退職は、結果的に彼ら彼女らを途中で手放したことになってしまいます。
その「罪悪感」がやはりどこかにあります。
しかしまた、「罪悪感」を感じるのはおこがましいとも思ったりします。

その子たちにわたしから影響を与えることはできませんし、すべきでもありません。

信頼できる今の教師の指導の下、がんばってくれていると信じ、遠くから彼ら彼女らの成長を祈るばかりです。

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