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人の話を聞く力

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

子どもたちの成績の差は、何年生ぐらいからついてくるのでしょうか。親が成績の差を実感し始めるのは大体小学3,4年生くらいが多いと言われています。
確かに点数の差がつき始めるのは3,4年生くらいからでしょう。
ところが、実際は小学校に入学したころにはすでに差がついているようなのです。これは小学校の現場の先生が肌で感じていることです。

しかし小学校1,2年のテストで表れる点数だけを見ていても差はあまり分かりません。
では小学校の先生は何を見てそれを感じるのでしょうか。

それは「人の話をきちんと聞くことができる力」の差です。

この差が学力の差を生んでいるのです。何も手を打たなければその差はどんどん拡大し、中学生くらいになるとその差は埋めることができないほどになっていることも珍しくありません。
わたしはこれまで主に小学校中学年から中学生くらいまでの年齢層の子どもを教えてきましたが、やはり人の話を聞けない子は成績も芳しくないことが多かったように思います。

人の話をきちんと聞けない子は、授業内容が頭に入りません。当然成績の伸びは鈍化します。

そのうちにその差を自分自身でも実感し「自分は頭が悪い」などと思うようになって自己肯定感が薄まってしまい、さらに勉強しなくなる・・・と悪循環に陥ってしまいます。

人の話を聞く力のない子は、強力な矯正をしない限り大人になってもそれは直りません。その矯正も子どもの年齢が上がるほど困難になります。

子どもが小さいころから親や教師などの周りの大人が「人の話を聞く力」をしっかりと教え込んでいかなければなりません。

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