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ベストマザー

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

明日5月8日は母の日です。
その母の日を前に、「ベストマザー賞」の表彰が行われたというニュースを昨日ネットで見かけました。
この賞の受賞者は全国の母親の投票によって選ばれ、芸能界やスポーツ界など各界から5名の女性が表彰されていました。

まあ、こんな風に表彰することは悪いこととは思いませんし、表彰された方々は母親をがんばっているだろうとも思います。
しかし、わたしはどこか違和感を感じました。

その人の「人となり」ならぬ「母となり」をよく知りもせず、イメージだけで「ベスト」な母親など判断できないと思ったことがひとつです。

もうひとつは、お母さんはみんな「ベストマザー」だと思うからです。
全国には多くのお母さんがいますが、それぞれの家庭環境によってお母さんの立場や仕事はすべて違います。

誰よりも早く起きて、炊事・洗濯・掃除など多くの家事をこなし、誰よりも遅く寝る働き者のお母さんがいます。
子どもために、自分の欲しいものもガマンして家計をやりくりしているお母さんがいます。
シングルで、仕事をしながら必死で子どもを育てているお母さんがいます。

表彰などされません。

しかし、戦場のような毎日の中で、大切な子どものために一所懸命に生活しているお母さんこそ、子どもにとっての「ベストマザー」だと思うのです。

母の日には、子どもは日ごろのお母さんのがんばりを想像し、感謝することが大切です。
その気持ちをもらったお母さんは、「この子のためにこれからもがんばろう」と思ってくれるのです。

母の日とは、全国で毎日がんばっている、それぞれの「ベストマザー」に感謝する日だと思うのです。

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