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2つの欠席理由

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

「宿題ができていない」
「小テストの勉強をしていない」
「提出物が間に合わない」
などで、子どもが塾や学校に行きたくないと思うことがあります。

宿題をやっていなければ叱られますし、小テストが合格できなければ居残りになりますし、提出物ができていなければ休日に呼び出されることもあります。
ちゃんとやっていない自分が悪いのは分かっていますが、本人にとってはユウウツです・・・。

そう思っているうちに、少し頭が痛くなってきました。
念のため熱を測ってみると、平熱より少し高くなっていました。

その子はお母さんにそのことを伝え「熱があって頭が痛いので、念のため今日は塾を休む」と言います。

塾に欠席の連絡が入ります。
欠席理由は「発熱」です。

でもその子の欠席理由は本当は2つあります。
表が「発熱」ですが、裏は「すべきことができていなくて叱られたくない」なのです。

現に少し発熱していますので、仮病ではありません。ウソは言っていないのです。
ですから、その発熱のおかげでその子は良心も痛まず「堂々と」欠席できるのです。

しかし、本人は本当に欠席するほど発熱していたのでしょうか。
もしその日が、楽しみにしていた遠足だったとしても欠席したでしょうか・・・。

その子の中でのメインの欠席理由は「すべきことができていなくて叱られたくない」なのです。
なまじっか熱が少し出たので、それが「かくれみの」になったのです。

こういうことを繰り返していると、どうしてもその子は逃げの姿勢になっていきます。
反省してその後の自分の行動を改善するのではなく、その場を何とかごまかしてやり過ごそうとします。
子どもたちはついつい逃げてしまうものです。子どもだからです。

しかし当然ながら、それは本人のためになりません。
親や教師などまわりの大人は、裏に隠れた理由をしっかりと見透かしてあげて、少し強引に塾や学校に来させることもときには必要なことなのです。

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