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関心

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

こんな「実験」があります。

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まわりをぐるっと見渡してみてください。

さて、今見たものの中に、「赤いもの」は何があったでしょうか?

・・・覚えていませんか?

それでは次に、「赤いもの」を意識して同じようにぐるっと見渡してみましょう。

今見たものの中に、「赤いもの」は何があったでしょうか?

・・・今度は結構思い出すのではないでしょうか。
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人間は、自分の関心のあるものはキャッチできますが、関心のないものはしっかりとはキャッチできない、という実験です。
複数人が同じ環境下にいても、キャッチする情報は人によって大きく違うということになります。

これは学校や塾の教室の中でも、もちろん起こっています。
その授業の内容に関心がある子ほど、情報をキャッチできる率が高くなります。

・・・ということは、「関心を持つこと」で、知識のキャッチと定着が有利になる、ということです。
関心を持てることとは、自分に関係の深いもの、例えばとても興味があることがらとか、自分がそのことがらの当事者になっているとか、ということです。

わたしも、大手塾時代は会社から給料をもらうサラリーマンの立場でしたので、給料から天引きされる税金のことなどあまり意識はしていませんでしたが、独立して経営者の立場になると、税金のことについても何かと意識するようになりました。すると、やはり入ってくる情報量は多くなりました。これは「当事者」になったためですね。

小中学生の子たちが関心を持つためには、「目標」があるとよいと思います。
志望校でもよいですし、定期テストの目標点などでもよいのです。
わたしは、目標を持つことをよくすすめますが、それはこういう理由からです。

前を向いて、「なりたい自分」を想像し、目標を見つけ、関心を持つ。
そうすることで、これまでよりも多くのことを吸収できるようになるのです。

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