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解説を読んでも分からない?

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

教科の内容を質問するときに、「答えについている解説を読んでも全く分からないんです」という子がいます。
確かに解説が不親切だと思われるものも時々ありますが、多くはしっかりと読めば分かるはずのものです。

そういう子はその問題が解けなかったわけですので、「自分には分からない」「どうせできない」と思いこんでいるところがあり、解説をしっかりと読み込んではいません。

そういう子が質問に来たら、わたしはその解説を見せてもらってその場でもう一度読んでもらいます。
実は他人がいると分かろうとする気持ちが強くなり、それだけで「あ!分かった」と理解して、「先生、ありがとうございました」と嬉しそうに帰っていく子がいます。
いやいや、わたしはお礼を言われるようなこと、何もしていませんよ(笑)

また、解説が分からないにしても、その文章の全てが理解できないことはほぼありません。丁寧にヒアリングすると、「ここまでは分かったんですけど、この式が分からないんです」と、つまづいているポイントに自分で焦点をあてることができるのです。
わたしは「おお、そこまでは解説読んで自分で理解できてるんやん」とややアゲておいて、そのポイントを説明します。

つまづきポイントが明確になっているので、最小限の説明でしっかりと理解してくれますし、そのつまづきポイントについても深く印象づくことになります。

「分かりたい」という気持ちと「分かるはずだ」という希望を持って、つまづきポイントに焦点をあてながら読めば、解説を読み込む力もアップします。そうなると「自分で分かった!」という成功イメージも持ちやすく、自信にもつながるのです。

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