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答案のオーラ

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

子どもたちの過去問演習の答案や学校の定期テストの答案を見ると、その子がどういう思いで問題に対峙し、どういう思いで答案を書いたのかということが伝わってきます。
あたかも答案からオーラが出ているような感じです。

特に、直前期の受験生の答案からはそういうものを強く感じます。

氏名の書き方、字の丁寧さと筆圧、空欄箇所の個数、記述欄への記入の様子・・・。

真剣に問題に取り組み、少しでも得点を取りたいと考えている子の答案は、字がしっかりと書けていて(字が上手という意味ではありません)、空欄が少なく、記述問題の解答欄にも何かしら記入されています。
「1点でも多く取りたい」
「何とかこの学校に合格したい」
・・・そういう気持ちが答案から発せられているのです。

例えば、「ア~エから選んで記号で答えよ」の問題。
分からなくて空欄のままにしておくと、その問題は確実に0点です。しかしどれかを記入すれば当たる確率は4分の1ですから、カンででも記入します。
もちろん、解答をカンで書くなど褒められた行為ではありませんが、一発勝負の入試で得点を1点でも多く取るためには何かしら答えた方がよいのです。
記述問題も、途中まででも書いて部分点を少しでも得ようとします。

逆に、空欄が多い答案からはあまりオーラを感じません。
そういう答案の子は、その時たいてい気持ちが少し緩んでいて勉強もしっかりと進められていません。もちろん得点も芳しくありません。
わたしはそんな答案を見ればすぐにその子と話をします。たるんでいることが多いのでピリッと気合を入れて激励します。

答案を何とか埋めていく。
それは、合格したいという思いと、最後まであきらめずに食らいつくという意志の表れです。
その意思がオーラとなって発散されるのでしょう。

そして、そういう子が「合格」を勝ち取っていくのではないかとわたしは考えています。

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