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本当のライバル

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

琴奨菊優勝シリーズです(笑)
琴奨菊の優勝でいろいろなことを感じたわたしですが、今日は豊ノ島というライバルの存在について書きます。

琴奨菊と豊ノ島は年齢も初土俵も同じで、初めて出会ったのは小学4年生のときの全国の小学生相撲大会だったということです。
彼らはその後よき友人、そしてライバルとなります。
序の口、序二段時代からこの二人は優勝争いをすることもあったようです。
お互いに幕内に昇進してからも切磋琢磨し、いわゆる三賞を受賞することも多くなっていました。

この初場所の番付は、琴奨菊が大関で豊ノ島は前頭七枚目。琴奨菊の方が上です。
優勝争いもずっと琴奨菊が一歩リードしていました。

その琴奨菊に、今場所で唯一琴奨菊に土をつけたのは豊ノ島でした。
優勝争いのトップを走るライバルに、勝負の厳しさを思い知らせたということですね。

しかし優勝は琴奨菊の手に。
豊ノ島はやはり悔しかったと思います。

豊ノ島のブログには、琴奨菊の優勝についてこんなことが書かれていました。

—————————————-
まぁ正直なところ
優勝して一番嬉しい
けど
優勝されて一番悔しい存在!
—————————————-

これ、豊ノ島の正直な気持ちだと思います。
わたしもよく分かります。
ライバルに優勝されて、それを手放しで喜ぶようでは本当のライバルではありません。

それでも、琴奨菊が優勝を決めた後、花道で豊ノ島が迎えて祝福したのには感動しました。
自分は直接対決に勝っているのだから、なおさらかっこいいですよね。

これが本当のライバルだと思います。
これからの彼らの活躍を期待したいと思います。

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