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小テスト直前の勉強

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

陽塾では範囲を決めて定期的に小テストを行っています。
テスト実施日の授業前の子どもたちの様子をそっと見ていると、その日のテスト範囲を勉強している子と、友達と楽しくおしゃべりしている子がいます。

直前にテスト勉強をせずにしゃべっているような子は、得点がよくないのはある意味当然です。
直前にテスト勉強をしている子はテストの得点は高いめですが、そのあとの知識の定着にばらつきがあります。
知識が長期間しっかりと定着する子とそうでない子がいるということです。

この違いは、「事前に家でどれだけ繰り返し勉強したか」です。

家でしっかりと勉強してきた子は、当然その日のテストの結果も良好である上にその内容の定着率も高いです。
家であまり勉強してきていない子は、直前に必死で勉強することでテストはそれなりの結果を得るのですが、やはり「一夜漬け」の勉強スタイルなので定着率は低く、ひどい子になると、帰るときにその日のテストの内容を口頭で質問してもすぐに答えられません。

テスト前に勉強していても、その勉強の内容が違うのです。
定着率の高い子は、知識を頭に入れる作業はすでに家で完了していて、直前の勉強は「最終確認」です。
それに対して定着率の低い子は、家で知識を頭に入れる作業が不十分で、テスト直前の勉強がいわば「本勉強」であり、その場でムリヤリ一時的な記憶を頭に詰め込んでいるのです。

反復がなければ知識は定着しません。直前に詰め込んでテストが終わったらすべて忘れるような勉強は、その場しのぎの効率の悪い勉強だと言わざるを得ません。
「家で繰り返しコツコツ覚えて、テスト直前に確認をしてテストを受験する」
という流れが、少し時間はかかりますが、長い目で見ると最も効率的な勉強になるのです。

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