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完璧な子はいない

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

大人は子どもを教育する立場にあります。
当然ですが、自分の子どもや生徒であればその子に対する思い入れも強く「この子を立派に育てたい」と思うものです。

親や教師は、これまでに得た知識や人生経験をもとにして、子どもに良かれと思っていろいろな「お小言」を言います。
「早く起きなさい」
「早く寝なさい」
「早く準備しなさい」
「言われなくても勉強しなさい」
「ゲームばかりしてはいけません」
「家の手伝いをしなさい」
「人の話をしっかり聞きなさい」
「部活動もがんばりなさい」
「忘れ物をしてはいけません」
「同じことばかり言わせないで」

しかし想像してみてください、これらが常にそろっている子を。

基本生活がしっかりとできていて、自分の好きなこともほどほどに家の手伝いをし、勉強をや部活をがんばり、一度言われたことは即座に改善できる子・・・普通の大人よりもよっぽどしっかりしています(笑)
そんな絵にかいたような完璧な子って本当にいるのでしょうか?いれば、逆にわたしは少し怖い感じがするくらいです。

子どもは発展途上です。できないことができるようになる、つまり成長をしている最中です。
何もかもそろっている完璧な子はもう「子ども」とは呼びません。「大人」とも呼べません。大人もすべてそろっているわけではないからです。
空想上の「超人」とでも呼びましょうか?

できないことはあって当然。できないことを少しずつできるようにしようとするからこそ人間らしいのだとわたしは思います。
子どもにあまり完璧を求めすぎると、言う側も言われる側も少しつらいのです。

しかし、だからといって「お小言」がムダだと言っているのではありません。
要求するレベルを心の中で少しだけ下げて「お小言」を言うようにすれば、言う側がイライラすることも少なくなり、子どもを褒める機会も多くなるのではないでしょうか。

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