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友達からの影響力

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

子どもにとって、友達からの影響力は親や教師など大人からの影響力の何倍も大きいものです。

仲のいい友達どうしはお互いに影響を及ぼしあい、無意識にお互いのまねをしたがります。「みんな持ってるからあれ買って」と欲しいものをねだったり、「あの子ががんばってるから自分もがんばる」と勉強をがんばったりするのもその表れですね。
いい方向に悪い方向にも影響力があります。
服装や言葉づかい、行動パターンなどの外面的要素が似てくるだけでなく、それにともなって考え方や価値観などの内面的要素も似てくることも多いものです。

わたしが小学生のとき、アイスの袋をゴミ箱に入れずにポイ捨てする友達がいました。
「ゴミはゴミ箱に」と親から教えられていたので始めは違和感がありましたが、わざわざゴミ箱に持って行って入れるのが面倒くさいのと、ちょっと悪ぶりたい気持ちもあって、ついにわたしもポイ捨てをするようになってしまいました。
その後、親に見つかりこっぴどく叱られてポイ捨てはしなくなりましたが。

確かに、大人から見てあまりいい影響を与えないだろうと感じる友達がいるのは確かです。しかし「付き合う友達を選びなさい」などと言うと、子どもはほぼ100パーセント反発しますし、そんなことは言いたくありません。

大切なことは、そんなことを言わなくても子どもが自分で「いい友達」を選べるようになることであり、また逆に友達にいい影響を与えられるようになることです。
そういう子を育てるために、大人はしっかりと子どもに向き合わなければならないのです。

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