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中長期課題ができない子

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

陽塾では一昨日の月曜日から中1と中2で学年末テストの対策授業が始まっています。
昨日火曜日、その中1と中2で何名かが、授業日でもないのに塾に呼びだされて強制的に勉強をさせられました。
それは、対策初日までにやっておかなければならなかった課題(ワーク)が、指示されたところまでできていなかったからです。

呼び出された子たちは、いつもの通常授業の宿題は毎回ほぼやってきます。
なぜ今回の課題をちゃんとやることができなかったのでしょうか。

それは、やるべきことが「中長期課題」だったからです。

通常の宿題は次回授業までにしなければなりません。これはいわば「短期課題」で、10ページや20ページなど大量になることはありません。
それに対して「中長期課題」は量が多いのが普通です。計画的に進めるように指示をし、ときどきチェックを入れても、どんどん後まわしにしてしまい、提出日に「あと5ページできていません・・・」などと報告しに来るのです。

問題集やワークなどの「中長期課題」ができない子の勉強の特徴は、
「無計画」「行き当たりばったり」「イヤなことは後まわし」
です。

そういう子は普段の宿題もぎりぎりまでやりません。提出日前日の夜中にやったり、ひどい子は当日塾に来る前にやったりします。
この調子で中長期課題を提出日の直前にやろうとしても、量が多くてこなせるわけがありません。
そうなると、未完成の状態で提出日を迎えるか、雑にやったり手を抜いたりズルをしたりして何とか間に合わせるかです。

そういう子は精神年齢がやや低く、先のことを考えて計画的に勉強できません。よって成績も低い傾向があります。先のことを考えさせ、計画的に勉強できるように粘り強く指導するのも教師の役割です。

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