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「勉強しなさい」と言うだけでは・・・

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

「勉強しなさい」
むかしから親が子どもに投げかけるお決まりワードの一つですね(笑)
この言葉、子どもにどれだけ響いているのでしょうか。

教育経済学者の中室牧子さんは、小学校低学年の子どもを持つ親が、子どもの家庭学習にどのようにかかわっているかを、
・勉強をしたか確認している
・勉強を横について見ている
・勉強する時間を決めて守らせている
・勉強するように言っている
の4つの項目において、それらの効果を親自身の自己評価をもとに点数化しました。

その結果、「勉強を横について見ている」「勉強の時間を決めて守らせている」という、親が自分の時間をある程度割いて子どもの勉強に関わった場合、子どもはよく勉強するようになりました。
一方、「勉強するように言っている」は一番効果が低く、特に母親から娘に言う場合は逆効果、つまり「言ったほうが勉強しなくなる」という皮肉な結果になりました。

やっぱり「勉強しなさい」と言うだけではダメなんです・・・。大人も自分の時間を子どものために割かなければならないということです。
ただし、この「大人」は親だけではなく、祖父母や教師など親以外の大人も含みます。

そこで教師です。教師は子どものために時間を割くことが仕事です。
もちろん親の「100%丸投げ」はよくありませんが、親が関われない分は、教師が積極的に関わってあげるべきです。

放っておいても子どもはなかなか勉強してくれません。
親や教師、大人が時間をかけて子どもに「付き合ってあげる」ことが大切なのですね。

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